もっとパソコンを使おう
第4回 本来の顧客管理のありかた

パソコンの間違った使い方、正しい使い方と、いろいろと探ってみましたが、やはり使わないよりは使った方が便利であることに間違いはありません。もう一度顧客管理を例に取って考えてみましょう。

顧客を管理するというのは、自店にとってはどんなメリットがあるかを考えてしまいがちですが、本来の顧客管理(特に近年のマーケティング)は、お客様にとってどんなメリットがあるかを考えなければなりません。

例えば、過去に自店にお越しいただいたお客様の来店記録を探ることができたとしたならば、その中で、セール期間中にだけお越しいただいているお客様がいらっしゃるとしたならば、あなたならどうしますか? 気持ち的には、何かスッキリしないところがあるかもしれませんが、お客様の利益を考えてみてください。そのお客様が、普段から自店にクリーニングを出してみたいと考えていたとしたら・・・。

本来、セールの目的が、お客様の利益還元という考えから行っているのであれば、それは何の躊躇もなく、DMやチラシ等でセールのご案内をするべきです。

「×月×日よりセールを行います。是非ご来店をお待ちしております」 これだけで、ずいぶんとお客様は、このお店を信頼してくれます。事実、こうしたことをこまめに行っている業者がありますが、お客様の総回転率が大変よく、いわゆる死に客がいません。当然、売り上げも5年間(進行形)下がりません。

これだけではありません。お客様ごとの売上金額や来店記録が取り出せたなら、プレミアDMとかで上位のお客様に対して、ご案内を差し上げるサービスもできるわけです。きちんとポップなども店内に飾ったりして。

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