(一社)日本産業機械工業会 業務用洗濯機部会
部会長 米田 剛
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
日頃より、日本産業機械工業会・業務用洗濯機部会の活動に、多大なご支援とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。
昨年は引き続き新型コロナウイルス感染の数回の感染の波がありながらも、秋口からは規制緩和や全国旅行割などの各種支援が始まり、国内外からの宿泊者も大幅増加に転じたことで経済活動が回復する動きが見え始めました。しかしその一方では円安や世界情勢によりエネルギ-など様々な物が高騰し、コロナ以外にも業界に大きな影響を与える新たな課題も表面化してきました。
業務用洗濯機部会では、世界的な脱炭素の動きに対し、CN(カーボンニュートラル)委員会を立ち上げ、クリーニング業界で可能な脱炭素・低炭素の検討を重ねてきています。最終的にはCNを目指した活動を行ってまいりますが、エネルギー高騰等で厳しい経営環境が続く中、機械メーカーとして、まずはスピードを第一として、少しでも経営改善のお手伝いが出来るよう、徹底した省エネをご提案しなければなりません。現在、生産において使われる多くの熱や水が捨てられている場合もあり、まずは、それら熱や水の徹底した有効利用・再利用や衛生面を確保しての低温洗濯への移行などにより省エネ・CO2削減を次のステ-ジへレベルUPできるよう、検討・対応を加速させていかなければならないと考えています。
また、省エネの内容・ポイントをメーカー各社が共有し、改善のご提案を行い、業界の発展に繋がる取り組みを進めてまいりたいと思います。
最後になりましたが、本年は、コロナ禍の収束がさらに進み経済活動が回復基調にある中で、皆様の一層のご活躍とご健勝をお祈り申し上げて、新年の挨拶とさせていただきます。