サステナブルファッション啓発ツール作成
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(野澤勝義会長)と一般社団法人クリーンライフ協会(髙木健志会長)は、クリーニング業界がサステナブルファッションを推進していることを消費者にPRするための啓発ツールを共同で作成した。両団体が令和5年度から重点事業として取り組むクリーニング業界における脱炭素社会実現にむけた業界ビジョン「クリーニング×カーボンニュートラル プロジェクト」の一環。
サステナブルファッション啓発ポスター
クリーニング業がサステナブルファッションと深い関係にあることを消費者に周知するため、店頭掲示用となるサステナブルファッション啓発ポスターを作成。
サステナブルファッションの最も基本的で重要な取組みは「現在所持している衣類を、長く着用すること」であることから、一人ひとりが所持している衣類を1年長く着るだけで衣類の大量廃棄を抑制する効果があることを訴えるとともに、衣類の適切なケアで長く大切に着用することがサステナブルにつながることや、クリーニングの活用がその一助になることを紹介している。
また、着用した衣類を早めに洗濯してもらうことを意識づけるため、「着用したら洗ってからしまうこと」も伝えている。
このポスターは全ク連が秋と春に配布している需要拡大ポスターの「2023 秋ポスター」として、8月末に都道府県組合に組合員数分を送付している。
小冊子「サステナブル&クリーニングガイド」
より具体的に衣類を長持ちさせるためのポイントやクリーニング業界の取組みを消費者へ伝えるため、小冊子「サステナブル&クリーニングガイド」を作成。衣類や洗濯・クリーニングの基礎知識に加え、取扱表示の見方を伝えることで「適切なお手入れで汚れを早く落とすことが、衣類を長持ちさせる」ことを消費者に訴える内容となっている。
加えて、クリーニング店の環境対策としてプラスチック資源循環促進法への対応を紹介し、クリーニング店がプラスチック使用量の削減に取り組んでいることもアピールしている。
啓発ポスター、小冊子「サステナブル&クリーニングガイド」は、全ク連とクリーンライフ協会のホームページにデータを掲載し、ダウンロードして活用できるようにする予定。