全ク連総会、次世代育成などに取り組む
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(野澤勝義会長)は6月27日、コモレ四谷(東京都新宿区)で「第65回通常総会」および「令和5年全国クリーニング業政治連盟定期大会」を開催した。
総会では1〜8号議案が上程され、執行部が議案説明および質問への答弁を行った。議案は審議の結果すべて可決された。
令和5年度の特別事業は次のとおり。
(1)ブロックごとに次世代支援会議を設置し、青年部活動の受け皿としての役割や組合後継者の育成等、次世代育成を総合的に担務する組織として運用する。
(2)クリーニング業界を取り巻く課題解決のキーワードとして「脱炭素社会(カーボンニュートラル)実現にむけた取組み」を実践する。具体的には、静岡県に端を発している建築基準法用途規制違反を是正する動きについて、ドライクリーニング工場の共同利用についての検証やプラスチック削減対策の更なる推進、クリーニングを通じて衣類を長く清潔に着用するためのサステナブルファッションへの取組み等を行う。
(3)クリーニング師試験の全国統一化事業について、令和7年度以降の試験の統一を見据えて、指定試験機関としての運営方法の構築を含めた体制の確立や組合・地方自治体・学識経験者からなる検討委員会を立上げ、試験委託に関する意見交換や課題を検証する。
野澤勝義会長