衣料廃棄の削減を目指す団体設立

株式会社dharman(ダルマン、本社東京、平野泰敬社長)は2022年6月1日、古着回収と古着活用の推進を目的とした任意団体「日本ファッションエイド協会」を設立した。

古着事業者の経営改善や消費者啓発活動を通じて古着業の振興をはかり、衣料廃棄の削減、古着回収の促進をめざすことが目的。古着の適正な仕入れ・正しい取り扱いを啓発し、古着市場の健全化と循環型社会の発展に寄与していきたいとしている。

昨今、日本の衣料廃棄物は年間50万トンを超えるとの推計があり、焼却・埋め立て処分されるのは90%以上とされ、環境に大きな負荷がかかっている。衣類の回収をはじめる企業も増えているが、古着回収は限定的な状況といえる。

同協会ではさまざまな場所で回収BOXを設置し、古着の回収を促進する予定だが、特に衣料と関わりが深く生活者の暮らしを支えているクリーニング店へのBOX設置をめざす。

現在、神奈川県のクリーニング店で実証試験を行っており、短期間のうち数百キロの古着を回収した。当面は関東圏を中心に展開し、将来的には全国規模で古着回収事業を行う予定。

回収した古着は同協会が買取りをし、再利用・リメイクなどで再販。売上の一部を慈善団体への寄付金にも充てるとしている。


協会概要
名称: 日本ファッションエイド協会 Japan Fashion Aid Association(JFAA)
代表理事: 平野泰敬 株式会社dharman
所在地: 東京都中野区野方5-17-9
設立日: 2022年6月1日

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