クリーニングギフト券事業の終了決定
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(小池広昭会長)はクリーニングギフト券事業の終了を正式に決定した。2021年3月20日に開催した令和2年度臨時総会で事業終了が承認され、現在流通している「2021年(令和3年)12月31日まで有効」のギフト券(濃いピンク色の帯)の有効期限到来をもって取扱いを終了する。
クリーニングギフト券事業は1986年(昭和61年)にスタート。かつて政府が実施した家電エコポイント制度等の交換商品にクリーニングギフト券が登録された際には合計14万8,592枚(約7,430万円相当)が交換されるなど組合員店利用の大きな契機となった。しかし一方で、組合員数の減少による利用者の利便性の低下やキャッシュレス化の進展などにより、全面的な制度見直しが必要になったことから、事業継続の是非について議論を重ねていた。
現在、流通しているギフト券の有効期限が残り1年を切っていることから、すでに全ク連では理事会での協議を経て事業終了にむけた手続きを進めている。1月より一般利用者にむけたギフト券事業終了のアナウンスを開始、ギフト券販売サイトも2月末で運営を終了しているほか、クリーニングギフト券の発行および全ク連での販売も3月末で終了する。
今後、組合員店を通じて利用者へのギフト券事業終了を周知していく。