年頭所感

全国ふとんクリーニング協会

理事長 渡沼 進

渡沼理事長

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年も台風、豪雨被害など各地で大きな災害が発生しました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

 さて、世界経済の減速に伴い輸出は低迷。国内景気も10月1日の消費税率10%への引き上げに加え天候等の影響もあり、衣料品の売り上げが低調であったこともクリーニング需要に影響を与えていることが推察されます。「人手不足」も深刻化し、クリーニング業界はこれまで以上に厳しい状況を迎えていると言わざるを得ません。

 こうした中、ふとんクリーニングビジネスは新たな局面を迎えつつあります。2016年12月から施行された「新JIS」改訂以降、当協会は寝具製造メーカー等を中心に各団体との積極的な交流を図ってまいりました。クリーニング業界だけではなく異業種との協調領域において業界連携を進めていくことにより、新たなニーズ開発と需要創造を生み出すことが期待されます。

 具体的には新JIS表記を機に積極的にⓌマークふとんを需要に繋げていくため、消費者に安心して「Ⓦマークふとん」をクリーニングに出していただけるよう信頼の品質基準適合店認定マークの認知と普及を推進していく一方でふとん製造メーカーとの協力関係を構築し、枕の買い替えとクリーニングを促す「枕替えシーズン」の共同キャンペーンなど相互の業界の健全な発展の基盤作りを進める年にしたいと考えております。

 当協会は設立以来一貫して「健康」「環境」「快適」のプラスの3Kを旗印として「ふとんクリーニング需要の拡大」のための啓発活動を続けてまいりました。改めてこの業界が将来に向かって大きく飛躍し発展していくために、消費者の信頼を得ることのできる業界団体となるための仕組みづくりを進め、次世代に夢を与えることのできる業界となるよう様々な事業に取り組んで参る所存です。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年頭所感

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