8割以上が「新型コロナの影響は今後も続く」

日本政策金融公庫は新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査の結果を発表した。

2020年4~6月期の生活衛生関係営業の景気動向等調査の特別調査として行われたもので、生活衛生関係営業の9業種3,290企業を対象に、有効回答のうちクリーニング業は259企業。クリーニング業について、その結果をみてみたい。

新型コロナウイルス感染症の影響の有無
影響があり、今後も影響が続く見込み 86.1%
影響はあったが、現時点では収束している 6.2%
現時点では影響はないが、今後影響が出る可能性がある 5.8%
影響はない 1.9%
事業への影響(複数回答)
※新型コロナウイルス感染症の影響について「影響があり、今後も影響が続く見込み」「影響はあったが、現時点では収束している」と回答した企業に尋ねたもの
売上(来店者)が減少 98.3%
営業時間の短縮・変更 40.6%
休業(一時的なものを含む) 13.0%
マスクや消毒液などの衛生用品が確保できない 26.8%
取引先(仕入先、外注先等)の事業停止や倒産の発生 27.6%
新規出店、新規事業の延期・中止 0.8%
従業員が感染、または濃厚接触者になった 0.0%
その他 3.3%
売上の減少幅(対前年同期)
※事業への影響について「売上(来店者)が減少」と回答した企業に尋ねたもの
5%未満 1.7%
5%以上10%未満 6.8%
10%以上20%未満 20.5%
20%以上30%未満 27.4%
30%以上40%未満 17.5%
40%以上50%未満 12.4%
50%以上60%未満 10.3%
60%以上70%未満 1.3%
70%以上80%未満 0.9%
80%以上 1.3%
運転資金の補てん
※新型コロナウイルス感染症の「影響があった」と回答した企業に尋ねたもの
不足したため自己資金(代表者、役員、家族借入を含む)で補った 40.2%
不足したため外部からの借入等で補った 27.2%
不足しなかった 32.6%
運転資金の補てん金額
※不足した運転資金の補てんについて「外部からの借入等で補った」と回答した企業に尋ねたもの
100万円以下 9.2%
100万円超300万円以下 33.8%
300万円超500万円以下 10.8%
500万円超1,000万円以下 13.8%
1,000万円超2,000万円以下 13.8%
2,000万円超3,000万円以下 13.8%
3,000万円超5,000万円以下 1.5%
5,000万円超 3.1%
運転資金の調達先(複数回答)
※不足した運転資金の補てんについて「外部からの借入等で補った」と回答した企業に尋ねたもの
銀行 30.8%
信用金庫 20.0%
信用組合 6.2%
商工組合中央金庫 0.0%
日本政策金融公庫 66.2%
ノンバンク 1.5%
公的機関からの補助金・助成金・給付金 10.8%
その他 3.1%
収束後の取組み予定(複数回答)
広報活動の強化 31.3%
新商品、新メニューの開発 13.1%
新たな販売方法の開拓 25.5%
生産性向上に資する設備投資の実施 6.6%
その他 5.8%
特にない 51.7%
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