経時劣化に注意が必要な素材をテーマに意識調査

全ク連・中央青年部会(鳥塚浩部会長)は、令和元年度のクリーニングサービスに関する利用者意識調査のテーマを「経時劣化に注意が必要な素材について」に決定。9月22日から調査を開始した。

近年、シームレスダウンが経時劣化により圧着剥離するなどの問題が発生している。シームレスダウン以外でも合成皮革やコーティング加工布など経時劣化する製品は少なくない。
そこで今回は消費者にあまり知られておらず、避けることのできない経時劣化が生じる製品を知り、リスクを踏まえた製品の購入やクリーニングの判断ができるよう周知することを目的に調査を実施する。

回答者への説明用にポリウレタンの経時劣化について加工の種類や劣化の要因、劣化後の状態など写真を用いて解説したリーフレット(A5判/三つ折り)を作成。エステー株式会社の衣類用防虫剤「ムシューダ」の試供品とあわせて配布する。

調査期間は2019年9月22日~11月4日。全国の青年部員がひとりあたり10名の利用者に対して聞き取るほか、イベント時の街頭調査、インターネット上でも調査を行う。

調査結果は2020年3月下旬をめどに報告書にまとめる。

ポリウレタンのリーフレット

多賀電気