日繊ク協、時代に沿ったクリーニング事故防止策構築
日本繊維製品・クリーニング協議会(角田光雄会長)は6月20日、東京・全国クリーニング会館で「第18回通常総会」を開催した。
総会前の特別記念講演では、須田雅太郎氏(株式会社TOSEI)が「大規模災害発生時の【衣】の支援を考える~忘れてませんか衣類の準備~」をテーマに、災害発生時の衣類、繊維製品やその洗濯に関する支援の重要性について、これまでの活動とあわせ説明した。
須田氏による特別記念講演
総会では議案がすべて可決。令和元年度は過去のクリーニング事故や防止策の歴史を振り返りながら、時代に沿ったクリーニング事故防止策の構築にむけて新たな提案を行うことを目指す。
令和元年度の事業計画は次のとおり。
【日本繊維製品・クリーニング協議会・令和元年度事業計画】(抜粋)
1.クリーニング事故防止にむけた取組み
第13回日繊ク協交流会議を12月5日に開催するほか、クリーニング工場やアパレルの品質管理の現場を視察する業界交流見学会、サステナビリティ(持続可能性)またはSDGs(持続可能な開発目標)、素材関係、洗濯などに関するセミナーを開催。
2.ホームページコンテンツの充実
クリーニング事故情報データの分析のためのクリーニング関係からの事故情報データの収集、検査機関・アパレル関係からの事故情報関連データの登録についての検討を行う。アパレルやクリーニングに関するコラムなどを掲載し、ホームページの充実に努める。
3.PR事業
消費者行政の関連機関・団体との連携を深めるとともに、行政等の会議に委員を派遣する。
4.各種会議の開催
各種会議、および委員会である情報分析委員会、事業推進委員会を開催する。