静岡県クリーニング生活衛生同業組合(石田泰山理事長)は「クリーニング事故事例集」を作成。組合員をはじめ県内の消費者センターなど関係各所に配布した。
これは厚生労働省の平成26年度生活衛生関係営業対策事業費補助金を活用した「クリーニング事故事例集作成による組合組織強化対策事業」の一環。
クリーニング事故事例集は、実際に生じていない事故を口頭で説明しても理解されにくいため、写真を大きく載せ、わかりやすく説明できるようにした。1ページに1事例の紹介で、事故の原因、注意点、事故防止のための利用者に対するアドバイスなどを記載している。掲載は「ポリウレタン樹脂の劣化」など30事例。
1ページ毎にリングノートに挟み込む形式で、取り外し可能なため利用者へ提示しやすくするとともに、チラシなどを作成しやすくなっている。
同組合ではこの事例集を活用した講習会を開催するなど、事故の未然防止に努めていく方針。
なお講習会には組合員外を問わず傘下を呼びかけ、非組合員へ組合をPRする機会を増やし、組合加入促進、組織強化にも結びつけたいとしている。