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全国ふとんクリーニング協会

理事長 最川 治久

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年末の衆院選は自民圧勝という結果に終わり、日銀の大胆な金融緩和や公共投資拡大などを掲げた自民党新政権による経済成長戦略に期待する声も出ています。

後退した日本経済の浮揚については新政権に期待するのものですが、我々のクリーニング業界は高齢化の進行による絶対需要の減少やライフスタイルの変化などから、決して楽観できる状況ではありません。

特に高齢化の進行は大きな問題で、総人口に占める高齢者人口の割合は過去最高を更新し、女性の高齢者は女性人口の25.4%と、4人に1人が高齢者となっています。さらに高齢化社会は進行し、今後30年で3863万人にまで増加、国民のほぼ2.5人に1人が高齢者になると予測されています。一般経済界では、ビジネスのターゲットも高齢者に注目が集まりつつあります。

このような背景から、高齢化社会においても需要が減らないどころか、やり方によってはむしろ増加する要素が高い「ふとんクリーニング」が、徐々に注目されてまいりました。

当協会では、一貫して「ふとんクリーニング需要の拡大」のための啓発活動を続けてまいりましたが、今まさにこの分野の需要拡大が望まれます。

また羽毛ふとん製造メーカー団体である日本羽毛製品協同組合(略称=日羽協)と合同で行っている消費者啓発キャンペーンも、第3回目となる昨年は日羽協の上部団体であります全日本寝具寝装品協会(略称=JBA)も加わり、羽毛のみならず布団全体の「ふとんの日キャンペーン」として大きく広がりをみせました。企画内容や実施方法も改善し、消費者啓蒙活動として継続していきたいと考えております。

皆様と共に、さらに「ふとんクリーニング需要の拡大」に向けて取り組んでいく所存ですので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、恒例となりました春の見学研修会は、3月8日(金)、9日(土)に徳島県の株式会社セルフ(鳥取孝社長)を見学させていただく予定となっておりますので、ぜひご参加下さい。





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